2つの原子核が十分近づくと、原子核の間に働く引力(核力)が静電的な反発力(クローン力)に打ち勝って1つに融合し、新しい原子核が生まれることがあります。
これを核融合反応とよびます。
重水素(D)や3重水素(T)のような軽い元素の場合には、核融合反応によって全質量がわずかに減少し、エネルギーに変わります。
100℃以上で沸騰気化した水(飽和水蒸気)をさらに過熱して、160℃以上の気体状態にした乾いた水蒸気。
過熱水蒸気は、低温物体の表面に触れて液化する際、水に戻ろうとして凝縮熱を急激に放出します。
高温の空気は、被加熱物に接触して伝える対流電熱(空気の比熱0.24cal/g/℃)にだけ加熱する一方、加熱水蒸気では対流電熱(水蒸気の比熱0.48cal/g/℃)に加えて、被加熱物の表面で過熱水蒸気が凝縮する際に生じる凝縮電熱により加熱されます。
この凝縮熱は539cal/gと大きく被加熱物に大量の熱を与えることができ、また放射熱は遠赤外線です。